送迎ドライバーという仕事もある

介護業界にはさまざまな職種があり、たとえば利用者が日帰りで介護サービスを受けるデイサービスには送迎ドライバーという仕事があります。送迎ドライバーの主な仕事は利用者の送り迎えです。施設によって送迎専任の場合と施設内の仕事を兼務する場合があります。

送迎ドライバーは普通自動車の二種免許を持っていることが条件です。ただ車の乗り降りや移動の補助をする場合は介護関係の資格も必要になります。一見するとただ目的地まで人を送り届けるだけの簡単な仕事のようにも感じられますが、実際は様々な点に配慮しなくてはいけません。

中でも重要となるのがルート確認です。自宅から介護施設までの移動は、ルートによって所要時間は大きく変わります。利用者は施設に向かうために車を利用しているだけであって、ドライブが目的ではありません。人によっては車に長時間乗ることで、体に負担が掛かってしまうこともあります。事前に自宅と施設の位置関係を把握してできる限り短い時間で到着できるルートを見つけておくことが大切です。同じルートでも時間帯によっては混雑状況は変化するので、渋滞を回避する抜け道なども見つけておくことも忘れてはいけません。この他にも送迎ドライバーの仕事にはさまざまな配慮が求められます。気になる方は送迎ドライバーの仕事についてより詳しく調べてみると良いでしょう。

なお送迎専任のドライバーは大半が時給契約で、1日の平均勤務時間は5時間前後になります。そのため平均10万円前後となっており、高収入を稼ぐのは難しいのが実情です。勤務時間の短さを利用して、別にメインの仕事をしながら副業という形で働くようにすると効率良くお金を稼いでいくことができます。